2017年1月10日火曜日

「できる人」で終わる人、「伸ばす人」に変わる人/吉田典生

コーチングに関する本を読んでみました。



スポーツの世界では「名選手が必ずしも優れた指導者たるとは限らない」ということはよく言われますが、これはあらゆることに当てはまりますよね。
営業成績の素晴らしい人が部下の指導に長けているとは限らないし、ステータスの高い人が理想の親であるとは限らないというのも同じことだと思います。

しがない一市民である僕が「できる人」であるかはともかく、「伸ばす人」にはなりたいとは思っています。
特に、ソフトテニスについてはこの先の大きな可能性を秘めた小学生や中学生たちと関わらせてもらう機会を頂いているので、尚の事。
そんな思いから、図書館でこの本を手に取りました。

以下、「4つの対話」の覚書。

  1. 「伸ばす人」は伴走者。「今の自分と明日の自分は違う」こと、「望ましい明日に向かう自分がいる」ことに気づき、前進するランナーの隣で声援を送る人。
  2. 「伸ばす人」は診断者。常に変化する相手の状況に関心を寄せ、個別・状況別の対応によって才能の金塊を掘り起こす人。
  3. 「伸ばす人」は測定者。いつも成長への道程に意識を向け、相手の確かなステップを後オシオするゴールへの番人。
  4. 「伸ばす人」は演出者。主役を最高に輝かせるための舞台を整え、生命力にあふれた人生のシナリオの合作に挑む人。
自己肯定感の低い人に対し、「できる人」が自分の実力を見せつけて「こうすればできるんだ!」と言ってみたところで、それは相手の無力感を生むことにもなりかねない、ということ。
これは実際に受ける側として経験のあることですし、もしかしたら同じような経験を持っている方もおられるのではないでしょうか。
「それはあなただからできるんだ」と思ってしまうこと…。
平たく言ってしまえば「相手に合わせた対応を心がけましょう」ということになりますが、「伸ばす」対話の第一歩としてはとても大切なことだと思います。
途方もなく抽象的な目標をただ掲げるのではなく、小さなゴールを設定してそこに到達した相手を認めること。
あのイチロー選手も、小さな目標の積み重ねを大切にしてきた旨をインタビューで語っておられましたね。
「到達したこと」を褒めるのではなく、「到達したその人」を認めることが大事というのは、よくよく気をつけなければならないと思いました。

人を伸ばす方法に唯一の答えはありませんが、より伸ばせる人になれるよう心がけを大切にしていきたいですね。

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