2021年2月25日木曜日

ソフトテニスのプロとして生きる人。

 ルーセントテニスクラブ主催、プロソフトテニスプレーヤ―の芳村玲さん講習会に行ってきました!

芳村玲さん

2020年夏、日本で3人目のプロソフトテニスプレーヤーを宣言されました。船水颯人さん、船水雄太さんがいずれも後衛であるのに対し、芳村プロは前衛です。前衛としてのプロは初、ということですね。詳しいプロフィール等については芳村玲さんの公式ウェブサイトをご覧ください。

ルーセントテニスクラブ豊中へ


今回は大阪へ来られるとのことで、午前中は豊中、夜は枚方のルーセントテニスクラブさんで講習会が行われました。僕は2歳の子どもを連れてなので午前中、見学だけということでお邪魔させていただきました(見学だけでもOKか事前にルーセントテニスクラブさんに問い合わせたところ、快く承諾いただきました。ありがとうございます!)

ちなみに、豊中のルーセントクラブさんはハードコートが横並び4面で設置されています。今回は観覧エリアから手前2面が講習会、吊り下げネットで仕切られた奥2面は硬式テニスの利用者さんがおられました。ルーセントさんのウェブサイトをご覧いただければわかると思いますが、もともとあったテニススクール(クラブ)の再生事業として行われているようです。

芳村玲プロの指導


さて、ここからは僕も一人の指導者として子どもたちに関わっている手前、少し偉そうな書き方になるかもしれませんがご容赦ください。

今回の参加対象者は小中学生とのことで、僕の見学した講習会も小学生の女の子と中学生の男子、女子が参加していました。彼らのソフトテニス歴はどれほどかはわかりませんが、こうしてプロの指導と触れる機会を得るために来ることがすばらしいですね。

芳村玲プロの指導を見ていて感じたのは、課題を発見する力があることとそれを改善するためのプロセスの考え方がわかりやすくて良いな、ということです。これはトップレベルの人であってもそうでなくてもありがちなことなのですが、人にソフトテニスを教える時に「こうやってみて、ああやってみて」という本人の意識に頼った指導をよく見かけます。ですが、本人たちは「こうやる、ああやる」の方法がわからず課題となっているわけです。

例えば今回の講習会のワンシーンで言えば、中学生の男の子がクロスから飛んできたボールをストレートにコース変更できない。ならばどうするか。芳村プロはまず極端に右に打たせました。コートの外のあさっての方向に打たせ、最終的には真横でスマホを構えてるコーチの方の方に飛ばしてみよう、という具合に。スイングの構えを変えずにそれを行うことで、本人には打点を遅らせることで打球の飛んでいく方向をコントロールする感覚がわかってきます。そこからまた少しずつコート内に戻していくことで、打球がストレートのアレーゾーン内に収まるようになってきました。

指導をする上で狙ったところに打たせたい場合、最初から狙える人もいれば狙う感覚が良くわからない人もいます。その時に、ただ闇雲にそのポイントを狙わせるのではなく、あえて極端なことをする。こういうプロセスは僕も大好きです。

プレーヤーとしても、指導者としても


芳村プロは昨年夏にプロ宣言されたばかりです。今後も小学生や中学生など未来のあるソフトテニスプレーヤーに技術だけでなく楽しさを伝えていきたいと仰っていました。2020年はコロナ禍で大会がほとんどありませんでした。2021年は大会での活躍も期待したいです。

それと並行して、今回のように全国各地で講習会も開いていくとのこと。先にも述べたように、芳村プロは課題を発見する力と改善プロセスの考え方が現時点でも備わっておられると感じました。これからどんどんブラッシュアップされていくことで、指導者としても素晴らしいプロになれるのではないでしょうか。

あと、芳村プロのSNSをご覧いただければわかりますが、キャラクターも素晴らしいです(笑)寒い冬の海に移動素振りで入水していく動画は笑わせてもらいました。愛される、応援されるプロであってほしいですね。

写真


 

 


画像提供:芳村玲プロ

画像提供:芳村玲プロ



動画を含むデータ一覧は以下のアルバムにアップロードしております!


芳村プロ、これからも応援しております!

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