2019年11月8日金曜日

祈りの幕が下りる時/東野圭吾

加賀恭一郎とともに少しずつ真実に近づいていく感覚が良い臨場感を味わわせてくれる一冊





概要


まず読後に初めて知ったことですが、本作に登場する加賀恭一郎という人物は、東野圭吾の他作品にも登場する人物でありある種のシリーズであるということです。本作は、他のシリーズを読んだことがない私も楽しんで読めた作品であったことを記しておきます。 物語はある事情で東京から仙台へ流れ着いた女性・田島百合子が、それなりの平穏と幸せがある生活を送りながらなぜか自宅アパートで孤独な死を迎えたところから始まります。そこから舞台はいったん東京に移り、百合子と生き別れになった息子で刑事の加賀恭一郎がかかわった事件の遺留品から百合子の遺品とリンクする物品が出てきたことから、二つの出来事は関連性を持ち始めます。東京の事件で殺害された被害者・押谷道子と直前に会っていた角倉博美について調べるうち、事件は博美と道子の地元・滋賀での過去にも波及していく。宮城・東京・滋賀と離れた場所の事件を一つずつ紐解いていくうちに、加賀はこれらの事件に自身が関わることになったことの必然性に気づいていきます。


感想

物語中、三つの殺人が行われます。それらはすべて狂気に満ちたものではなく、やむにやまれぬ事情から行われたもので、生き抜くために選択した事情を隠し通すためのものです。このあたりは過去に読んだ「白夜行」に通ずるものがあると感じました。「マスカレードホテル」はそうでもありませんでしたが…。物語終盤四分の一ぐらいからの疾走感がすごく、それまでは少しずつ読み進めていましたが最後は一気に読んでしまいました。これを機に、加賀恭一郎が登場するほかの作品も読んでみようと思います。

2019年10月30日水曜日

てんかん治療の今後に期待

てんかんの治療や発作の鎮静に役立つ、新しい発見がなされたようです。

てんかん悪化の仕組み解明 冷やすと発作が収束 群馬大大学院研究グループ発表 新薬開発に期待

てんかんを知っていますか


てんかんと聞いて、どんな病状を想像するでしょうか。
実際に目の当たりにした事がある人はイメージがつくと思いますが、名前は聞いた事があっても見たことはない人もけっこういるのではないかなと思います。
そういう私も、今の仕事に就くまではてんかんを持った(持っているとわかっている)方と関わる機会はなかったように思います。

てんかんとは、脳の神経細胞に突然発生する電気的な興奮により発生するてんかん発作(急性のけいれんや硬直など、意識の消失を伴うことが多い)を繰り返す脳の疾患で、大脳の電気的な興奮が発生する箇所によって様々な発作の形態があります。
こちらに分かりやすい説明が載せられていますので、ご参照ください。


てんかん患者の抱える生きづらさ


日常生活中に突如意識を焼失し、身体の一部や全体がけいれんや硬直を起こして自由が利かなくなるてんかん。
これだけでも日常生活に関わる大変さを想像するのは難くないかと思います。
例えば自動車免許の取得に一定の制約があったり、就職・就労に不利に働くこともあります。
てんかん発作が関わった交通事故(事件)として、京都祇園軽ワゴン車暴走事故を記憶しておられる方も多いかと思います。
自動車運転中に発作が起こった場合、重大な事故につながる可能性は大いにあります。
とはいえ、自動車を運転できなければ生活に大きな支障がある人も日本には多数おられるのも事実。
てんかんを抱えているがためにはた目からは分かりづらい生きづらさを抱えている人は、世の中に一定数以上いるのです。

頭を冷やして発作を治める


今回の研究では、脳の電気的興奮が発生している部分では特定のたんぱく質の働きが異常に活性化し発熱していること、そしてその発熱部分を冷やすことで発作が収束することがわかったとのことです。
とはいえ冷やすと言っても冷えピタを貼るような話ではなく、専用の装置で発熱箇所を冷やす実験をしてみた結果効果が得られたとのことで、今後は小型の冷却装置を脳に埋め込む方法も研究されているとのこと。
また、体温を検知する特定のたんぱく質の働きを抑える薬をマウスに投与しても発作が治まったことから、服薬による治療の道も大きく開けるのではないかとのことです。
今後の研究成果に期待したいところですね。

2019年8月14日水曜日

2019年8月10日(土) 群馬・スマイリーSTC見学

東京から群馬へ


前日の清明学園見学を終えて、電車に乗り一路群馬へ。
新前橋駅前のホテルで一泊し、前橋市のジュニアソフトテニスチーム・スマイリーSTCへおじゃまする段取り。
こちらも間庭さんに繋いでいただいたご縁で見学をさせていただけるどころか、前夜はチームの監督とコーチを務められる新嶋さんご夫妻と夕食をご一緒させていただくことができました。
向かったのは新前橋駅前の「シンバル」というお店。



炭火焼ホルモン、美味しかったです(*'▽')
新嶋さんとも楽しいひと時を過ごさせていただきました。

廃校になった高校のテニスコート


改めて、10日はスマイリーさんの見学へ。
練習場所は現在は廃校になっている旧前橋東商業高校のテニスコート。


クレーコート4面です。
ウィキペディアで調べたところ、この高校が閉校になったのは2009年とのことなので、それから10年こうして設備は残っているわけです。
テニスコートはこのような形で活用されているわけですが、他にもおそらく体育館に他のスポーツの練習に来ている子どももいて、残された設備の有効活用がなされているなと感じました。

守山市の市立女子高は廃校になった後に別の私立高校の校舎なって、その私立高校がまた別の場所に移ったら早々に研修施設に建て替わっちゃいました。
それは別に良いとして、テニスコートとかの設備は残してほしかったなー、というボヤキです。

元気に輝く子どもたち


スマイリーさんについては、間庭さんから「大人たちのかかわり方が素晴らしく、子どもたちものびのび元気にソフトテニスを楽しむことができているチーム」という風に伺っていました。
その様子がはたしてどのようなものなのか気になり、今回の見学を段取りしていただきました。
実際にスマイリーの子どもたちを見て、当たり前のように声を出して練習、走って行動、相手の目を見て話す・話を聞く、しっかりとした声であいさつ・返事。
まぁこれだけ書くと本当に優等生ですよね笑
でも休憩中とかには間庭さんにちょっかい出しにいってはしゃいだり、エネルギーにあふれていてとにかく“楽しそう”なわけです。
そもそも上記のような態度・姿勢も誰かが叱ったり怒鳴ったりして「させている」のではなく、監督の新嶋さんをはじめとした周りの大人たちの言葉かけなどのかかわりから身についていった自然な姿であることが、子どもたちの表情からも感じられます。
間庭さんが、自分がかかわってきた中でも本当に素晴らしいチームだと言っていたのがよくわかる気がします。

猛暑もあり、練習は午前中で終了。


群馬でも、素晴らしい人たちと出会うことができました。

おまけ


前橋での見学が終わってから夜に新宿で夜行バスに乗るまで十分に時間があったので、間庭さんの地元の埼玉県行田市まで連れて行ってもらい、ご当地B級グルメであるゼリーフライを食べに行かせてもらいました。

 

左がゼリーフライ、右がフライ焼き。
ゼリーフライですが、当然ゼリーを揚げたわけではありません。
正体や由来が気になる人は、ググるか直接現地に行って食べてみてください笑