2021年4月10日土曜日

これがお国柄だったら本当に終わってる。

まー毎日毎日とんでもねぇなってニュースが目に入ってくるもんで。今回のはなかなかにセンシティブな内容かと思いますが、あえて書きたいと思います。


あまりにもな内容なので苦手な方はニュース記事を開かないことをお勧めしますし、この記事についても読むのはここでおしまいにしていただいて構わないと思います。

人が人でない価値観


当たり前ですが、女性は人間です。モノではない。「人間であること」において男女の差はありません。人間である以上、親からしたら男であろうが女であろうが「我が子」であるはずです。その「我が子」である娘がレイプをされたと被害を訴えたら「家族に恥をかかせた」という思考に至るとは、これはもはや全く理解のできない価値観の相違です。というより、このような思考を「価値観」というくくりで考えたくありません。なんでこんなことになっているんだ?

恐ろしいのは家族が被害者少女を「家族の恥」と切って捨てるだけでなく、その辱めを見て嘲笑し、暴力を振るい、それに賛同する大衆が存在するという事実です。少人数の異常行動に対して恐怖を感じて遠巻きに見るしかない大衆なら存在してしまうかもしれません。これも結局助けないという意味では同罪に近いですが、僕だってそんな大衆の一部になる可能性を捨てきれないのも事実です。しかし、その様子を見て高揚し、愛国スローガンを叫ぶ者すらいるというのはどういうこと?

インドからは性暴力被害に遭った女性がさらにひどい暴力を受けるというニュースがたびたび流れてきます。これはこの国のすべてを映しているわけではないだろうし、一部だと信じたい気持ちはありますが、いずれにしても到底看過できない風潮があるのは事実です。インドは非常に発展目覚ましい国だと聞きますが、経済や技術の進歩にかまけてこのような人権に関する認識の低さを放置することは、この国にとってデメリットしかないと思います。

一つの国の社会における倫理観や価値観というものはそうそう簡単に変わらないものだとは思いますが、このニュース記事によると同国の有名女優が非難の声をあげているということは光明かもしれません。少しずつでも前に進んで行ってくれることを願わずにはいられません。また、被害を受けた少女にはこの先の人生で必ずや幸せをつかみ取ってほしいと心から願います。

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